育児休暇をとる知事が次々と報道されている。あきれて、あきれはてている。そこには私の意識だけで、オオヤケ公の意識は全くない。よく報道をよむと、そうしたとんでもない奴はだいたい40代30代の男性に多い。世に言われているアラサー、アラホーでプロフェッショナルという認識が皆無で、ミーイズムの真ん中で教育を受けてきた勘ちがい族だ。口を開けば常に人間的でありたいという超利己主義者たちだ。そんなに家族に帰属したいのなら、オオヤケのシゴトにつくな、初めから家政夫をめざせ、といいたい。箕面市長、佐久市長、伊勢市長を始め成沢文京区長、湯崎広島県知事、あなた達は選挙の時に赤ん坊が生まれたら公務は放棄しますとはいわなかった。福祉充実だの、財政再建だの、教育改革だのと念仏を唱えて市民を欺いてきた。
オムツを替えている間に、生命・財産が危険に晒されたら国民は泣くに泣けない。税金で払う高給は、そうした家庭の雑事に惑わされず公務に専念してくれることへの配慮なのだ。「ひとりの人間として立場は同じ」などというタワゴトは、オオヤケという立場の責任放棄でしかない。
「俳優を目指したら親の死に目には会えないと覚悟せよ」というのも、観客にたいする舞台人の責任をさとしたものだが、ここ10年家族が倒れたという理由で急に休む阿呆がふえたそうだ。子育てに於いても、すべて男女平等という理屈で男にも女と同じことをやらせようという風潮があるが大きな間違いだ。すべての動物社会の子育ては、父親と母親の役割分担がしっかりとあって、両性で同じことをするというのは滅亡への第一歩だとさえいわれている。安倍総理から鳩山総理まで何代かの投げ出し総理がつづいたのも、責任意識の欠落と胃がいたいから辞めるというミーイズムのあきれた結論が、国民不在のこの国をつくっている。
あきれた育メン知事。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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