またぞろジェンダー論者たちが、姦しい。
「妊娠、出産支援」「待機児童対策」「仕事と家庭の両立支援」少子化対策三本の矢をかかけたのは、安倍首相ではなかったのか。 にもかかわらずこれまで年齢制限のなかった不妊治療への公費助成を「42才」で打ち切るというのだ。片方で少子化への危機を叫びながら、女性を一律「42才」て゛線引きし、見捨てるのは許せない、という発言だ。
お役所側は、公費助成の始まった04年以来、希望者が6.5倍に上りこれ以上の経費負担に耐えられない、というのだ。さらに最近では「卵子老化」の問題が浮上し、40才を越えた母体からの卵子は、妊娠能力が著しく低下し、さらに染色体異常をきたしやすいので、正常な妊娠が望めないというのだ。
医者も25才から35歳までの生殖適齢期の自然妊娠こそ、もつとも望ましいかたちの妊娠であり、健康な子供への道だと説いている。
独身時代からそうそうに卵子凍結を計り、老化した卵子を使用しなくとも若いときの保存卵子で、妊娠したいときに妊娠すればいい、いった風潮もあるが、ここで見落とされているのは、着床する子宮そのものの機能劣化ということだ。
その解決法には、優秀な精子ドナーを探して、妊娠することだが、これとても条件の的確性や、成功したのちの権利義務についてなかなか同意にいたらないし、その子供の成長後の予測せざるドラマについてはなおのこと未知なる不安がつきまとう。
「卵活」「妊活」「卵子老化」に関する本は、ずらりと本屋に並んでいるが、発展途上の医学に頼るより、宗教、哲学の問題としてとらえるほうが、はるかに精神の安息を得られるのではないだろうか。
「42才」以上の妊娠は認めない
コメント
3件のフィードバック
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41さい女子、激しく同意いたします~
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激しい同意有難うございます。
メガセキ様におかれては、妊活などに想いをゆだねることなく、ますますのマイ・ウェイを期待しています。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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